
ABOUT Spatzwear
Spatzwearは、イングランド・ヨークシャー・デールズの、数え切れないほどの雨と、骨の芯まで冷えるようなライドの中から生まれました。
それは、快適さを追い求めた結果ではなく、「どうすれば走り続けられるのか」という、切実な問いから始まったものです。
その問いに対する答えは、机の上ではなく、実際のライドの中で磨かれてきました。
極限の寒さ、冷たい雨、長時間のライド――どんなコンディションでも、走ることを止めないために。
Spatzwearは、そのために存在するサイクリングギアです。
BORN IN COLD AND RAIN
Spatzwearの創業者であるTom Barras(トム・バラス)は、プロサイクリストであり、NFTOチームのマネージャーでもありました。
彼が直面していたのは、「ライド中の冷たく濡れた足」という、シンプルでありながら、パフォーマンスを大きく左右する深刻な問題でした。
2006年の冬、トムはその解決策を求め、初期プロトタイプの開発に着手します。
しかし当時は、理想を実現できる素材が存在せず、このプロジェクトは一度、静かに棚上げされることになります。
そして時は流れ、2016年の冬。トムはヨークシャー・イルクリーで、あるトライアスリートと出会います。
凍てつく空気と、冠水した路面。それでも彼らは、4時間のトレーニングへと向かいました。
走り続ける中で、トライアスリートの足は徐々に冷え切っていきます。
前輪から巻き上がる水しぶきが、容赦なく足元を濡らしていく。
しかしその一方で、トムの足は暖かく、そしてドライなままでした。
彼が身につけていたのは、自宅のダイニングテーブルで作り上げた、Spatzwearのプロトタイプ。
その違いを体感した瞬間、トライアスリートは確信します。
これは、ゲームチェンジャーだ。これまでの常識を変えるものだ。
ここから、Spatzwearのパートナーシップが始まりました。

REFINED IN THE RIDING
Spatzwearの製品は、机の上ではなく、実際のライドの中で磨かれ、進化してきました。
トムはミシンと接着剤を手に、日々のライドで感じた違和感や課題を一つずつ拾い上げ、プロトタイプに改良を重ねていきます。
冷たい雨、容赦ない風、長時間のライディング。そのすべてが、次のアップデートのヒントとなっていきました。
10世代にわたる試作を経て、プロダクトはよりスリムに、より暖かく、より快適に。
そして人間工学に基づき、優れたエアロダイナミクスへと進化していきます。
その結果、寒さや雨によって足元に悩まされることはなくなり、どれだけ過酷なコンディションであっても、トレーニングを続けることができるようになりました。
より長く走れること。
それは、そのまま競争力へとつながります。
Spatzwearは、冷たく濡れた環境の中でも、足元を守り続けるためのオーバーシューシステムとして完成しました。
それは単なるウェアではありません。
ライダーのパフォーマンスを支え、限界を引き上げるための一つの「武具」なのです。

FROM FIELD TO WORLD
2018年、Spatzwearブランドのさらなる成長を見据え、イヴァン・ユーステスがチームに加わります。
サプライチェーンに精通した彼の参画は、ブランドに新たな視点と推進力をもたらし、Spatzwearはグローバルブランドへと進化していきました。
現在では100か国以上へ出荷され、世界中のライダーに選ばれる存在となっています。
しかし、そのスケールの拡大とは対照的に、プロダクトの本質は、今も変わっていません。
開発の中心にあるのは、常に現場です。
トムは今もなお製品開発をリードし、実際のライドから得られるフィードバックをもとに、改良と革新を続けています。
その積み重ねによって生まれたのが、驚くほど自然で、ストレスを感じさせない着用感を持つプロダクト。
身につけていることを忘れるほどのフィット感。
しかし、過酷な環境に身を置いたとき、その価値ははっきりと実感できます。
これがSpatzwear。
生涯サイクリストであり続ける者たちによって設計され、世界のトップライダーに選ばれるサイクリングギアです。

